■共和国環状線とは?

○概要

共和国の各藩国を結ぶ共和国環状線は、共和国における人と物資の輸送・配送を行う重要拠点として位置づけられている。
人の輸送を円滑に行うことにより、各藩国の経済活動を活性化し、物資の輸送を円滑に行うことにより、資産の循環が行われ必要な所に必要な資産の分配が行われるように機能することが大きな役割である。
いまさら上げることではないが、ニューワールドにおいて、人の輸送も含め輸送に関しては大きな制約がある。輸送にはいくつもの方法があり、大量の輸送を行う場合は、輸送艦や長距離輸送システムによる輸送を行うことが多いが、それぞれ多くの制約がかかっている。
輸送艦による輸送に関しては、まず編成が必須であるという大きな制約である。この制約により、貴重な編成枠を消費しなければならず、ルール上、物資の輸送に使用する編成は、ターン中一度しか使用できない。このため、編成のシーズンが近づくと編成枠を戦闘と輸送にどのように振り分けるか各藩国の首脳陣は頭を悩ますところである。
長距離輸送システムは、輸送艦のように編成は必要ではないが、輸送先は1か所に限定されるという制約がある。通常100万t以上の輸送力を持つ長距離輸送システムだが、ニューワールド外の拠点への輸送などなら問題が無いこの制約は、ニューワールド内のさらに共和国内での輸送として考えると大きな制約となってくる。
そして、輸送艦、長距離輸送システム共通の制約となってくるのが、通常1航路往復分の輸送しかできないことである。
つまり、A国で輸送艦もしくは長距離輸送システムが使用可能であっても、B国で必要な食料をC国から運ぶことはできないのである。輸送艦を使った輸送に関しては、航海士や海図といった個人アイドレスの所有者を編成に入れることにより、航路を増やすことも可能であるが、両方の個人アイドレスを持つ者は決して多くは無く、個人アイドレス所有者の所属藩国が偏っていることもあり、書く国の輸送部隊に優先して配属するのは難しいところである。
この他にも、職業アイドレスの特殊として緊急輸送能力を持つものもあるが、輸送艦と同じように編成が必要であり、輸送量も2万tと極々僅かである。
これらの問題点を踏まえ、共和国各藩国が連携し、1つのイグドラシル枠を使用して作り上げたのが、この共和国環状線である。

周知の通り共和国環状線は、ターン12で起こったEV124 ”平穏すぎて涙出る”において、akiharu国の呼びかけにより共和国各藩国で作成された一連の建造物である。
各藩国が環状線の為に駅ビルを作成し、その駅ビルを結ぶことにより環状線は形成されているが、その形態は多種多様である。駅ビルに併設される商用施設としては基本的なショッピングモールはもちろんのこと、博物館・図書館・学院などの教育施設が併設された藩国もあり、各藩国の駅ビルと付属施設だけ見て回っても楽しめるようになっている。実際に、新しく建造されたにゃんにゃんライナーを使った共和国環状線駅ビル観光ツアーが、各藩国の旅行代理店で企画され人気を博している。
もちろん、この環状線は商用施設を有効利用する為に作成された訳でなく、通常の通勤・通学に使用されている。むしろ、乗客の比率としては、通勤・通学の乗客のほうが多く、各種定期券も発売されている。
定期券には2種類あり、国外へ通勤・通学をする場合は、パスポート兼用の国際定期券を使うことになる。国際定期券は悪用防止のため、最新の偽造防止処置が施されており、購入する際には、本人確認などの各種手続きが必要なため、1つの身分証明書として世間からは認知されている。
また、先ごろFEGが発行した帰還用定期券は、用途が限定された特殊な定期券である。なんと、かの国の射出便利舎から投擲された国民を、FEGに帰還させる際に使用するつもりで発行した定期券なのである。

 
       

 
inserted by FC2 system